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野に桜。山には山桜。海には・・・?

印刷用ページを表示する更新日:2016年4月3日更新 <外部リンク>

野に桜。山には山桜。海には・・・?

ソメイヨシノ

カブトガニ博物館の桜(ソメイヨシノ)もそろそろ満開をむかえそうです。

タイトルのとおり野には桜が、山には山桜が咲きほこり、日本の春を彩っています。
(おしゃれな言い回しができて満足しています。自己満足というやつです。)

さて、では海はどうなのでしょう?

実はあるんですよ。桜が!

といっても植物や海藻で桜のようなものが生えるわけでは、ありません。

↓海の桜はこれです!↓
サクラガイ

そう。サクラガイです。

まるで桜の花びらのようできれいな貝です。

実は浜辺でサクラガイが取れる時期は主に冬の間なのですが、今年は4月に入っても今のところ拾えるようです。

もちろん笠岡の海で拾えますよ。

もし機会があれば、探してみてください。
(ポイントを見つけないと、あまり見つからないかも・・・)

きれいな貝なのですが、(筆者のように)非常に繊細で壊れやすい貝です。

小さなお子様の手に渡れば、一撃粉砕の可能性もおおいにありえます!

貝殻拾いをする時は、ふた付きのタッパなどがあれば便利です。

さて、もし拾ったらそのままにするより、きれいな状態で残しておきたいものですよね?

その方法を少しご紹介します。

1.水につける

水につける

数時間~約1日ほど水(水道水でOK)につけておきましょう。

これで、貝殻についている砂と塩を落とすと同時に、靭帯をフニャフニャにします。
(靭帯とはいわゆる「蝶番(ちょうつがい)」で、貝と貝を繋いでいる部分)

水につけておく時間が長いほど靭帯はフニャフニャになります。

塩分が残っていると後でボロボロになっていたり、とてもショッキングなことになりますので重要な作業です。

2.汚れを落としながら開いていく

開いたサクラガイ

この「開く」工程は個人の好みによります。

閉じた状態の方がいいという方は、汚れを落として水気を切って、閉じた状態で乾燥させましょう。

水につける時間を短くすると完全には開かないことが多く、様々な角度に開かせることができます。

上の写真のように完全に開かせる場合は、平らなバットなどを用意して開いていきますが、中にはきれいに開かない貝がでてきます。

↓そんなときはピンセットなどで靭帯を押す!↓
靭帯をギュッ!

これだけで意外としっかり開きます。

そして、できるだけ汚れを取って乾燥させましょう。

3.自然に乾かせる

どんな作業も焦ると、ろくなことがありません。

早く乾かしたい気持ちはわかりますが、天日干しにしたりドライヤーを使ったりはせず、約1日ほど気長に待ちましょう。

以上のように汚れを落として形を整えて保存しておくと、アクセサリー作りや小物作りの時すぐに使えて便利だと思います。

今回はサクラガイだけピックアップしましたが、他にも様々な貝殻が拾えます。

最後になりましたが、海を汚すことはこのような生物の棲みかを奪うことと同じです。

きれいな海があるから、きれいな貝殻も拾えるのです。

モラルを持って楽しく貝殻を拾いましょう!

カブニくん