季節外れのカブトガニがふ化(1月5日)
印刷用ページを表示する更新日:2016年1月5日更新
季節外れのカブトガニがふ化
カブトガニ博物館のカブトガニ大水槽では、季節外れのカブトガニの産卵が行われました。
↓産み落とされた卵↓
平成27年11月28日に卵を取り出して、来館者の方々に見えるように水槽で展示していました。
そして、その後徐々にふ化し、この度130匹の1齢幼生(赤ちゃん)が生まれました!
↓生まれた1齢幼生(この写真はまだ128匹)↓
↓体長と体の幅は約6mm↓
普通は夏の温かい時期でないとふ化しませんが、水温を管理していたので無事に生まれました。
ふ化した赤ちゃんカブトガニは冬を越すため、自然の水温の海水と泥が入ったバット(飼育ケース)に入れておきます。
春になり、徐々に水温が上がってくる今年の5月頃には、2齢幼生に脱皮してエサを食べるようになります。
↓エサを食べる2齢幼生↓
2齢幼生には尾剣(しっぽ)が生えているのがわかりますね。
オレンジ色のつぶつぶがエサで、一般的に「ブラインシュリンプ」と呼ばれています。
春にエサをモリモリ食べる姿が見られるように、静かに見守っていきたいと思います。
カブトガニ博物館マスコットキャラクター
カブニ くん