アメリカカブトガニが続々脱皮!(10月18日)
アメリカカブトガニが続々脱皮!
夏の間がカブトガニが一番元気に活動する時期です。
そして現在、10月の下旬に差し掛かり、カブトガニがあまり動かなくなってきました。
というのも、カブトガニは変温動物なので海水が冷たくなると動かなくなります。
(摂氏18度を下回ると動かなくなると言われています)
「変温動物」ってなに?
と、思った人のために少しお勉強しましょう。
変温動物と恒温動物
動物は大きく分けると、この2つに分けることができます。
※ものすごく簡単に説明していますので、以下の説明では例外を除きます。
・変温動物(へんおんどうぶつ) 身の周りの温度で体温が変化する動物のこと。
<例>トカゲなどの爬虫類、コイなどの魚類、カブトムシなどの昆虫など
・恒温動物(こうおんどうぶつ) 身の回りの温度に左右されず、自ら体温を生み出せる動物のこと。
<例>ヒトやイヌなどの哺乳類
水温が下がって、カブトガニが動かなくなるということは、つまり冬眠のような状態になるんです。
ということは、もちろん脱皮もしません。
しかし、カブトガニに比べてアメリカカブトガニは寒いところに棲んでいます。
なんと、アメリカとカナダとの国境のメイン州にも生息していると言われています。
(緯度でいうと北海道とほぼ同じです)
そんな寒さにめっぽう強いアメリカカブトガニのうち、順調に3匹が脱皮しました!
↓脱皮した3匹のアメリカカブトガニ↓
3匹とも少しずつ色が違うのが分かりますか?
左が23日前に脱皮したアメリカカブトガニ
中央が10日前に脱皮したアメリカカブトガニ
右が脱皮したばかりのアメリカカブトガニです。
脱皮してからの日数が経つほど体色が暗くなっていきます。
↓体色が安定したアメリカカブトガニと脱皮したばかりのアメリカカブトガニ↓
脱皮したての方がずいぶん白っぽく見えますね。
ものさしと一緒に撮影しているのでだいたいの大きさは分かると思いますが、一般的な成人男性の手と比べると次の写真のようになります。
↓手と脱皮殻とアメリカカブトガニ↓
脱皮殻とアメリカカブトガニを比べると成長率がよくわかります。
↓全体的に見えるしわしわは大きくなった証!↓
黒いスジでしわが見えるでしょうか?
脱皮することでしわが広がって大きく成長するのです。
水温が下がってカブトガニシーズンが終了真近ですが、アメリカカブトガニはまだまだ期待できそうです!