スーパームーンの奇跡！カブトガニの産卵行動（7月12日）動画あり

スーパームーンの奇跡！カブトガニの産卵行動を確認！（動画あり）

「スーパームーン」って聞いたことがありますか？

月が地球に近づくときと満月になるタイミングが重なると起こる現象です。

簡単に説明すると、満月が少し大きく明るく見えます。

今年（平成26年）の7月12日は、ちょうどそのスーパームーンを見られる日でした。

実は、カブトガニが産卵行動をとるのは、満月の日の夜の満潮時だと言われています。
（まれに昼間に産卵することもあります）

そんな絶好のカブトガニの産卵日和に、笠岡市とカブトガニの共同研究を行っている福山大学の学生と先生が産卵調査に繰り出しました！

そして、見事に産卵に来たカブトガニを動画で撮ることに成功しました！

産卵後に掘り返してみると、しっかりと卵を確認することもできました！
（もちろん、その後は埋めて元に戻しました）

今回紹介する動画は、夜中に眠い目をこすりながら学生たちが懸命に記録したものです。

↓ご覧ください！↓

動画が表示されない方は、こちらの動画サイト＜外部リンク＞からご覧ください。

始めに月を映した後、海面に見える泡を懐中電灯で照らしていますが、これは産卵泡（さんらんほう）といってカブトガニが産卵するときに海面にできるものです。

産卵につがいでやって来たカブトガニと、産み付けた卵がご覧いただけたと思います。

今回が今年初の産卵確認でした。

今年もこうして産まれた卵から数年（あるいは十数年）の時を経て、成体になったカブトガニが笠岡の浜辺に産卵に来られるように、海を大切に、きれいに、守り続けていきましょう！

ご協力をお願いします。

動画提供：福山大学　生命工学部海洋生物科学科
海洋動物行動学研究室